xcorp::When it rains, it pours.

"The nice thing about rain," said Eeyore, "is that it always stops. Eventually."

顧客満足度

2008-12-18 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 の写真を見て。
検察庁にとっては、参考人には気持ちよく (検察庁の考えるストーリーに乗せて) しゃべってもらうことを考えると、検察庁 == 会社、参考人 == 取引先のような図式になると思いますが、ところが今のところは全然客商売の体をなしていなくて、取引先の人がその会社に呼ばれたので行ってみたら、応接室の椅子が折りたたみのパイプ椅子だわ、茶は出てこないわ、の割には引き出すだけ情報を引き出すわ、じゃどうにもなりませんね。一般的な社会常識で物事を計るところが、こんな一般的な社会常識から外れたことをしていては全然お話になりません。その取引先はその会社との取引を縮小していくこと請け合いです。
お客様は神様です、のように大仰に接客せいという訳ではないのだから、脇の応接セットじゃなくてもいいので、せめてパイプ椅子はやめた方がいいかと。検察官は背もたれのある社長椅子で、検察事務官は普通の事務用椅子ですよ。で、参考人は被疑者と同じパイプ椅子かいっていう。失礼しちゃいますよ、ホントに。
それと、茶の 1 杯くらい出しても誰も文句はいいませんよ。普通であれば、来客には必ず茶を出します。クソ忙しくても、協力するためにあれこれ時間をやりくりして来てるわけですからね。労いの言葉とともに茶が出てきたら印象は俄然違いますね。ちなみに、ペットボトルのお茶を持参して、それを飲んだりしても特にお咎めはないそうですよ。チェックはされるようですが。
最後に、検面調書 (P/S) に署名するとき、検察官は毛筆で署名します。そして、横の検察事務官が万年筆で署名します。最後に参考人が渡された 100 円ボールペンで署名します。こんなところにもヒエラルキーがあるんですね。毛筆じゃ書きづらいし、万年筆よりは 100 円ボールペンで全然構わないんですが、なにか、こう引っかかる感じがしますね。それ後でやればいいのに。
こういうことってすべて顧客満足度につながってくるわけです。この観点が欠落しているのが今の検察庁かな*1、という感じです。

追記

この話、どこかで誰かとしたなあ。誰だっけ。まあいいか(ということにしておく

*1:お役所全体に言えることかも知れません